振動解析・CAE解析(固有値解析,静解析)
専門知識と技術に基づく各種分析と診断
設備のトラブルは、回転機械から生じる振動によるものも多分にあります。生産に支障をきたす設備トラブルをより少なくするため「CAE」を用いた最適設計と「専門知識・経験・技術」を生かした各種診断技術をもって保全および保守に力を入れております。
振動解析・CAE解析(固有値解析,静解析)
設備診断(傾向管理・簡易診断・精密診断)
設備診断(傾向管理・簡易診断・精密診断)
お使いの装置に関するお悩み
そういったお悩み、ご相談下さい。
弊社では、専門の技師がお客様の設備の状態をさまざまな方法でお調べし、診断致します。
外観診断
油漏れ・部品劣化等を外観より診断します。消耗品の手入れや交換等で解決可能な場合があります。
開放点検
一時的に設備が停止可能な場合、点検窓などを開放し、内部(歯車・軸部品ほか)を点検・診断することができます。また、ファイバースコープを使用して通常の目視では確認できない箇所の点検も可能です。
振動診断/振動解析
設備の運転中の振動波形をもとに、損傷箇所の特定や絞り込みを行い整備内容をご提案致します。また損傷度から運転可能期間を予測し、お客様の整備計画のサポートを行います。
温度測定
上記の振動診断と併せて、温度測定により設備の状態を診断致します。
組立確認
一時的に設備が停止可能な場合、ミスアライメントやミスカップリングの確認を行い、修正方法をご提案致します。
潤滑油分析
設備で使用される潤滑油を採取し、専門機関にて劣化具合の判定や摩耗紛などの異物による劣化箇所の判定を行います。
以上を専門技術者がお調べします。
上記の診断は、設備の設置や稼働の状況により実施可能な内容が異なりますので、より詳細な診断を実施したい場合は、弊社にお持ち込みでの診断も可能です。
現在、設備管理においては主に以下の方法のメンテナンスが採用されています。
時間基準保全(TBM=Time-based Maintenance)
年・月単位で検査や整備を実施します。管理者はコスト管理がしやすく、作業計画を立てやすい反面、突発の故障に対応しにくい、過剰整備になってしまうことがある等のデメリットがあります。
状態基準保全(CBM=Condition-based Maintenance)
機器の状態を常時または間欠監視し、劣化・損傷度に応じて整備を実施します。機器を常に適切な状態に保つことができ、機器故障による生産停止などの重大な被害を回避・軽減することができます。また、必要な整備のみを実施できるため、管理コストダウンに貢献します。
常時監視設備は初期投資が高価なこと、適切な状態診断ができる技術者が不足していることが課題です。
事後保全(BBM=Breakdown-based Maintenance)
機器が故障してから整備・交換を行います。修理・交換が容易な設備に採用します。生産停止をまねく重要な設備には推奨されない管理方法です。
振動診断について
弊社ではISO18436-2準拠 機械状態監視診断技術者(振動)資格保持者による、設備の振動の簡易診断・精密診断・傾向管理を承っております。
簡易診断・精密診断
設備の負荷または無負荷運転時の振動波形をピックアップし、OA値による簡易判定および波形解析による原因分析を行い、修正・交換箇所のご提案を実施致します。
傾向管理
定期的に設備の振動値を測定し、安定傾向・上昇傾向などから設備の故障の可能性が高まる時期をおおよそ予測し、整備や更新の推奨提案を実施致します。
傾向管理のご契約に関しましては、お客様のご希望をお伝え下さい。(月毎・年毎など)
3DCAEによる最適設計の検討
3DCAD構造解析(静解析)
製品を安全に使用するために、モデルの応力、変形、歪みの計算を行います。
・構造物が応力に耐えるか?
・形状がどれだけ変化するか?
・どこで部品が壊れるか?
荷重条件、拘束条件、固定・境界条件、材料特性、FEMオートメッシュ化、解析の種類 等の条件より結果を出力します。
・設計過程の形状検討、形状改善、形状の最適化を図る。
・設計終了後の性能の確認。
・製品化後に発生する問題の原因追求。